登録販売者試験の合格率

登録販売者試験の合格率

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登録販売者試験は、各都道府県ごとに実施されており、また、その試験内容も各都道府県ごとに作成されています。とは言っても、国の作成した「試験問題作成の手引き」を参考に作成されていますので、全国各地でそれほど極端に違いがあるという事はないようです。しかし、実際の試験における合格率は、都道府県によって大きく異なるなどしており、地域による試験問題の難易度の違いや、個々の試験対策の違いなどが浮き彫りになっています。

登録販売者試験の合格率は、その年・その回によって異なりますが、平均して関東地方が最も高い合格率を誇っており、中でも神奈川県は第一回試験では全国一の合格率で、84.5%をマークしています。逆に、最も合格率が低かったのは四国で、中でも愛媛は36.9%と、実に47%以上もの差をつけられたという過去があるようです。

この第一回の登録販売者試験では、全国平均として68%という合格率となっていましたが、残念ながら、年々その合格率は低くなっているようです。こうした現実について専門家は、受験者の質に問題があると厳しい意見を述べています。というのは、登録販売者試験が広く世間に浸透してきており、また、試験問題も全国的に整理され、比較的解きやすいものとなってきているのに、合格率だけは年々低下しているためなのです。この背景には、薬学部を卒業して薬剤師になった人たちと比べれば、特に学歴に制限もなく、一定の実務経験をドラッグストアなどでしていれば誰でも受験する事ができてしまうという「気軽さ・手軽さ」といった部分に原因がないとも言い切れないのかもしれません。薬学部を出なければ医薬品は扱えない・・・ともなれば、本当に医薬品を取り扱いたいと願っている人は、その道を選択するのかもしれません。しかし、「とりあえず就職するのに有利になるかもしれない」といった安易な考えや、「何でもいいから資格を取っておこう」といった程度の考えで登録販売者試験を受験している人がいないとも言えないのです。こうした事が、合格率低下の一因ともなっており、また、専門家の言う「質に問題がある」といった事につながっているのかもしれません。

一時、薬剤師の資質の低下が問題となった事がありました。新しい資格「登録販売者」においても、薬剤師の資質低下同様の現象が起こっていると言えるようです。単なる「肩書き」のための資格取得ではなく、医薬品を扱う専門家として大きな責任を背負う覚悟を持って、登録販売者試験に臨んでほしいものです。